Madam.Kayoのひとり言


by madamkayo
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恐怖の胃のバリウム検査

また、組合の秋の集団検診の季節が来た。
私は、総務として、社員さん達の都合のいい日を聞いて、ファックスで申し込みをしておいた。
胃のバリウム検査を受けますか?の欄は、全員の用紙に、はい・に○をしてファックスを流しておく。
若い社員に「バリウム検査をしなくていけませんか?」などと聞かれたりすると「若い人だって、病気になるんだから、受けなきゃダメよ」と偉そうにおばさんとして口にしてしまう。

・・・でも、実は当の私は、バリウムが大の苦手である。
その日がまた、来た・・・。
あの、コンクリートのような白いカタマリの液体?をコップ一杯飲むのは至難の業である。
医学が発達した現代、どうにかならないものか・・・などと、わがままな考えが走る。

集団検診の場所に仕事途中で車で行き、受付を済ませる。
すぐ会社に戻らなくてはならない為、制服の下は軽装で行った。
体重や視力など、余り変動がなかったので、ひと安心。血液検査の場所が混んでいた為、
空いていた、外の胸のレントゲンと胃の検査のバスの方に行く。

先に胸のレントゲンを済ませる。
そして、女性用の胃の検査のバスに入って行った。
a0044166_16475146.jpg
狭い脱衣所の所に入ると、まず係りの人がカーテンごしにすまなそうに、体に羽織る検査用の着物のような物を渡してくれる。昨今、セクハラだの覗きだの問題にされているせいか、絶対にこちらに顔を向けずに手だけ伸ばして、その着物を渡してくれる。
「こんな40歳を超えるおばちゃんに気を遣う事はないのに」と思ったりしながら、ボタンのないシャツの上から羽織る。
そう言えば、20代の頃は、お医者さんに行くと、胸もちゃんと出して聴診器を当てて貰う物と疑わなかったけれども、子供も産んで30歳を超えると、下着のまま聴診器をあててくれ、40を超えると「あ~脱がなくていいから」と服の下から手を突っ込んで聴診器を当ててくれるお医者さんがほとんどになった。そう言う時代になったのかしら?と思って主人に言うと、笑って「俺もきっとそうするな」などと言われてしまった。

どうも、男性用と違って女性用の胃の検査車の係りの方は、年齢は私達とそう変わらないような方だけれども、口調がお優しくて、ちょっとおカマちっくなぐらい、女言葉の方が多いような気がする。
「はい、こちらの炭酸の顆粒を飲んで、すぐにこちらの小さい方のお水を飲んで下さいネ~」
「は~い、ちょっと我慢してゲップを出さないで下さいね~」
「は~い、そうしましたらこちらのバリウムを少しづつでもいいですから飲んで下さいね~」
『う~、また、あのコンクリートを飲むのだワ』私は、目をつぶって少しづつ喉に押し込むように流す。
『う~、まずい!入っていかない。重い。苦しい。』
「苦しくて飲めないようでしたら、お手を上げて下さ~い」
手を上げれば許してくれるのであろうか?すぐに手をちょっと上げてみる。
「あっ、もうちょっと我慢して飲んでみましょうね~」
「あ~、あともうちょっとですよ~。は~い、ゆっくりでいいですからね~」
『な・なんだ、許してくれないのか。ウググ・・・』と、涙が出るような思いで飲み、コスイかな5mm残して、コップをそのおカマちっくな係員さんに渡す。
口の周りがオバQのように白くなったらしく、係員さんが「ティッシュはこちらですよ~」と言ってとって下さる。

a0044166_1649167.jpgゲップが出ないように、口を押さえながら、胃のレントゲン室に行くと、今度はレントゲン技師さんが、いろいろと誘導して下さる。
「では、はいスリッパをそこで脱いで、足を揃えて乗って下さい。両手はバーにつかまって。ゲップは出してはいけませんよ」
さっきのおカマちっくな係員さんとは逆に冷静な低いトーンでマイクを通して指示して行く。
ギーっと、レントゲンの台が私を乗せて、動き出した。
「まず、右の方を下にして、うつぶせになり、また仰向けになり、2回転して下さい」
と指示され、もさくさとグルグルと回転して見せる。これで、さっき飲んだバリウムを胃の中でかき混ぜてなじませているのだろうか。

a0044166_16495436.jpg
また、ギーっとレントゲンの台が動き出した。今度は頭が下の方になって、バーを押さえていないと、スルーっと落ちそうになる。
「はい、バーにつかまって~。はい、左の腰を上げて~。そこで息を吸って。はい、止めて~」バチ!っと写真の音が鳴り、また違うポーズヘ。
レントゲンの台が、シーソーのように、上に下にと動きを繰り返しながら、そこで「はい、うつぶせになってー。今度は仰向けになってー。右からもっと腰を浮かしてー。もうちょっと横。そう、そこで止まって!」と、あんなポーズもこんなポーズも、先生の低音の素敵な声で指示されていき、もはや今、我がどんな状態になっているのか分からなくなって来た。
「はい、そうそこで止まって、息を吐いて」と言われ、私はメマイまで感じて思考できない状態になっていた為、息をまた吸ってしまった。「息を吐いて。。。吐いて!」と冷静なレントゲン技師様がちょっといらついたのか2度同じ指示を出した。
やっとレントゲン写真撮影が終わり、ギーっと、最初の立ち姿の状態に戻された。
私はいっこくも早く降りたい衝動に駆られ、まだ動いているのに降りようとすると「まだですよー。止まったら降りて下さーい」とまた注意されてしまった。
これは、けっこうヘビーな運動だ。高齢者になったら、ヘロヘロになって受けられないのではないかと心配になった。

また脱衣場に行くと、おカマちっくな係員さんが、下剤の説明をご丁寧にして下さる。
「この赤い錠剤を2錠飲んで、お水を沢山飲んで下さいね。それでも、出なかったらまた更にこの2錠を飲んで下さいね。」と優しく言って下さる。『この方は、この事を何人に何回言ったのだろう、大変なお仕事だわ』と思いながら、バリウムを飲んだ後の気持ち悪さが残っているので、ティッシュをまたもらい、口を押さえて着替えてバスを降りた。
あ~、恐怖の胃のバリウム検査が終わったワ。ヤレヤレ・・・
とりあえず、今年も健康診断の結果が《やや健康》と言う事で、無事済みますように、祈るのみでございます。
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by madamkayo | 2006-10-18 17:00 | 日記